GA総合建築研究所　Archi System ｜仕事の流れ

　マンションに限らず建物は竣工したその時から風雨にさらされて建っており、経年劣化は免れません。
建物を良好に末永く維持保全していくためには、適切な時期に修繕工事をしていく必要があります。
又、一方では時代と共に居住者のライフスタイルやニーズも変化するものであり、時代に合ったグレード
アップ( 性能向上を図る「改修・改良工事」) も必要になります。そうすることにより、「生活環境の維持
向上」「資産価値の維持向上」に繋がります。
　これらを踏まえて、皆様方に「終のすみか」として、長い将来にわたり住み続けていきたいと思って頂け
るようなマンションづくりをお手伝いし、工事完成後も建物の「かかりつけのホームドクター的立場」で、
皆さまの良きパートナー・コンサルタントとして「快適なマンションライフ」実現のためご協力できること
を願っています。

アンケートによる事前調査、目視・打診・触診による現地調査を行い、建物状態
を把握して問題点等がを診断します。建物の経年や状態によっては付着強度試験
やコンクリートの中性化試験、給排水管類のファイバースコープ調査等の専門調
査を行います。
その後、調査結果を整理し、今まで建築に携わったことが無いお客様にもなるべ
く分かり易いように調査報告書にまとめます。

調査結果に基づいて、改修に対する基本方針及び計画を提案します。
①劣化部位の緊急度を判定。
②改修範囲、改修項目を緊急度に従って整理。
③緊急度に従って当面の工事時期、工事範囲と工事仕様、概算工事費等を提案。
④弊社の業務の特色として、基本計画時に長期修繕計画案を作成し、早い段階で収
　支を把握します。そうすることで、よりスムーズな検討が可能となります。

基本計画書で承認して頂いた内容に基づいて、改修設計図及び仕様書を作成しま
す。そして設計図を基に数量を算出して、より詳細に工事予算を積算します。
また、改修実施設計と平行して、見積を依頼する施工会社の選定について、募集
方法や選定方法、選定基準を決めます。

改修実施設計が終わりますと、施工会社への見積依頼を行います。選定基準を満
たした会社へ見積を依頼し、現地確認や質疑応答を経て見積を提出して頂きます。
提出された見積に間違いがないか内容をチェック・比較検討し、場合によっては
数社に絞り込んでヒアリング（プレゼンテーション）を行いながら選定します。
※施工会社は原則として管理組合様に決めて頂く内容になりますので、より公正
　でスムーズな選定が行えるように補佐いたします。

工事が図面・仕様書通りに行われているかを監理します。
①定期的に現場打合せ
　・管理組合様の代理として、意思伝達、工事内容打合せ及びチェック。
②中間検査及び竣工検査
　・マーキング検査、下地補修検査、足場解体前検査、竣工検査等。
③竣工図書、完了引渡書類の確認

【福岡の設計事務所 GA総合建築研究所】